一時期流行ったラベンハムのキルティングジャケットですが、今は定番として各セレクトショップでも扱われています。
キルティングジャケットは「ダサい」「安っぽい」と言われがちですが、ウール素材をチョイスすることでカジュアル度の高いキルティングジャケットに上品さがでていわゆる「ダサさ」「安っぽさ」の解消＋「ほかの人と被る」という問題をクリアできると思います。
またナイロン製よりウール素材の方が値段が高いので、若手社員たちとの差別化にもつながります。
一部の極寒地域を除いてはスーツやジャケパンスタイルにはダウンよりキルティングジャケットの方がスマートに見えるのでおすすめです。
ラベンハムとは
ラベンハム（LAVENHAM）は1969年、ロンドン北東部サフォーク州で創業したキルティングジャケットが有名なイギリスのブランドです。
元々、馬の身体を冷やさないようにナイロンキルティング製のホースブランケットを販売して乗馬愛好家に大変人気になり、愛馬とお揃いのキルティングジャケットを着用するようになったと言われています。
1990年頃にイタリアでスーツにラベンハムのキルティングジャケットを着用するスタイルが広まり、日本は1993年に各セレクトショップで販売を開始され認知されていきました。
ポチップ
ラベンハムのキルティングジャケット デンハム
| モデル名 | ウール デンハム |
| カラー | チャコール |
| サイズ | 36（S） |
セレクトショップ（確かSHIPS）の別注モデルなのでライニングのカラーがゴールドになっています。
ラベンハム デンハムの価格
| ウール素材 | 52,800円（税込） |
| ナイロン素材 | 41,800円（税込） |
ラベンハムのサイズ感
著者は167㎝、60㎏で英国サイズ36（S）を着用しています。
ラベンハムの公式サイトのモデルは186㎝でMを着用しており、英国サイズのMなので日本サイズとは異なります。
ラベンハムのナイロン製ではなくウール素材を勧める理由
ラベンハムのキルティングジャケットの素材をナイロン製では無くウール素材を勧めるのは見た目の上品さも大きな要素ですが、一番はナイロン製のものは、長く着用しているとステッチの節々から白い綿のようなものがチョロチョロと出てきて、あまり見栄えの良いものではありませんでした。
一方ウールタイプはカラーのおかげ（著者着用モデルはチャコール）もありますが、綿が出てきても同じ「毛」なのでそこまで目立ちません！
確か著者が最初に買ったのはド定番のモデル名：レイドンの黒のナイロン製だったと思います。（15年前以上で写真は残っていませんでした）
3年目くらいから「毛」が出だしたので着なくなりました。
ラベンハム キルティングジャケットのデメリット
ラベンハムのキルティングジャケット購入の際に、事前に知っておいて欲しいデメリットを3点ほどあげておきます。
ラベンハムのキルティングジャケットは真冬は寒い
正直ダウンジャケットのような暖かさを求めている方には不向きです。
特に寒冷地の真冬ではスーツ+ラベンハムでは長時間外にいるのは寒いと思います。
ただ寒冷地の外回り営業はインナーにヒートテックを着たり、ベストを着たりそれなりの対策はしていると思いますし、地方だと車での営業活動も多いと思うので特に問題は無いと思います。
実際著者は長野の北の方で長年営業をしていますが、大雪の時を除いては暖かさは問題ないです。
ちなみにナイロン製とウール製の暖かさに差はありません。見た目だけの違いです。
ラベンハムの襟は色あせする
襟やポケットのふちに使われているコーデュロイ素材は長く着ていくと白っぽく色あせしてきます。
特にコーデュロイ部分が黒の場合は目立ちます。
著者は当時修理出来ることを知らずに買換えのタイミングはコーデュロイ素材の色落ち具合で判断していました。（カラーによってはそれほど目立たない場合もあり）
修理に関してはよくある質問で解説しています。
防水性はない
ラベンハムのキルティングジャケットに防水性や撥水性は無いので長時間雨や雪に当たっていると濡れます。
大雨や大雪の際は別の撥水性のあるアウターをチョイスした方が無難です。
ナイロン製のキルティングは2021年に素材の見直しが入り「弱撥水」するようになっています。
ラベンハムのキルティングジャケットのメリット
ラベンハムのキルティングをおすすめする主な理由を何点かあげてみます。
動きやすい
元々乗馬ジャケットとして作られているので背中にはサイドベンツがあり、さらに脇下の裏地を見るとフロントとバックの間をマチをつけるように縫製されているので、細身でありながら動きやすい構造になっています。
ごわつきがちな冬のアウターですがラベンハムのキルティングジャケットはストレスフリーです。
軽い
ラベンハムのキルティングジャケットは非常に軽く出来ています。
重量は約720ｇ
「縫製技術＋軽さ」でたださえ肩の凝りがちなスーツスタイルのストレスを軽減してくれます。
そこそこ暖かい
デメリットにそれほど暖かく無いと記載しましたが、ダウンジャケットなどと比べると防寒性は低いですが、それでもキルティングジャケットなのでボタンを留めれば保温性もそれなりにあり、下にスーツやジャケットを着ていることを考えれば、北風吹き荒れる真冬を除けばそれなりに暖かいです。
寒冷地以外のお住まいの方は、キルティングジャケットで大丈夫だと思います。
オン・オフともに着まわせる
デンハムは着丈が長いのでスーツやジャケットに合わせてもジャケットの裾が出ずにスマートに着こなせます。また袖も少し長めになっています。
オン・オフともにジャケット愛用者にはうれしい設計です。
ナイロン製だとカジュアルに、ウール製だと上品に着こなせます。
ラベンハムに関するよくある質問
修理できる？
条件はありますが出来ます。
ヒットユニオン株式会社が展開する正規ルート(※)にてご購入いただいた商品に限り有料にて修理を承ります。
お問い合わせフォーム項目をご記入いただき、配送（有料）にてご対応いたします。
※正規ルート商品は、洗濯表示タグの「輸入元」に「ヒットユニオン（株）」もしくは「渡辺産業（株）」と記載のあるものです。
※ご送付後、正規ルート商品の確認が取れなかった場合、着払いでのご返送となります。あらかじめご了承ください。
ラベンハム公式HP、リペアサービス
- 襟部分のコーデュロイ交換は、7,480円～12,100円から可能（ラベンハムのメンバーズに加入があるか、襟部分の種類により価格変動する）
- キルティング補修は、メンバーズ5,280円、一般価格6,600円で可能。
- 品物の状態や素材などにより補修不可能な場合もあり。（要相談）
- 往復送料は自分の負担になります。
ラベンハムはダサい⁉スーツに合う定番アウター まとめ
- ウール素材で「ダサい」を回避
- 暖かさはそれほど無い
- 軽くて動きやすいアウター
- オンオフともに合わせやすい
- 修理も可能
ラベンハムに限らずキルティングジャケットがダサいかどうかはコーディネイト次第になると思いますが、少なくともスーツやジャケパンスタイルにダウンジャケットを合わせるよりはるかにオシャレだと思います。
ただし何度も言うようですが、暖かさ重視でアウターを選ぶ方にはおすすめしませんが(笑)
ラベンハムはショップ別注モデルを選べばさらに人とかぶる確率は減りますので、参考にしてみて下さい！
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