初めての革靴サイズの選び方

仕事関係
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この記事はこんな方におすすめです
  • スーツスタイルで革靴が必須
  • 初めて革靴を購入する
  • 自分の適正な革靴サイズの解らないビジネスマン
著者データ
  • 最初の就職で某有名革靴メーカーの販売員として銀座に5年勤務
  • 何度か転職を繰り返し現在は金融系営業マン 勤務10年目

革靴販売員時代を含め社会人として革靴着用歴20年。

いろいろな方々にお会いしていますが、革靴をジャストサイズで履いている方はごくわずかに見えます。

なぜ解るかというと、サイズが合っていないとつま先が反りあがっていたり、変な履きジワが出来ていたりパッと見で判断できるからです。

サイズの合っていない革靴を履いていて良いことは何もないので、「革靴の選び方のコツ」を覚えていただき、ビジネスに専念していただければ幸いです。

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革靴のサイズが合っていないと起こること

サイズの合っていない靴を履いていると、

  • 足が疲れやすい
  • 足が臭くなる(靴の中で足が動き、余計な汗をかきそれが臭いの原因になる)
  • 靴擦れ等、足へのダメージが多い
  • すぐボロボロになったり、つま先が反りあがったり見栄えも良くない

言い出したらキリがないですが、特に影響が大きい点です。

基本的な知識が無いと50~60歳になってもブカブカの靴を履いていること自体に気づいていない。なんて事になりかねません。

実際著者の周りにもたくさんいます。

あと全年代に言えることですが、高い革靴を買う必要はなくTPOに合ったデザインで、ジャストサイズ、お手入れ(磨かれている)が出来ているだけでスーツスタイルの印象はかなり変わってきます。

また「靴を見れば、その人がわかる」とよく言われますが、著者も現在自社の採用業務に携わっていますが、新卒はある程度甘い裁定になりますが、中途採用になってくると靴の綺麗さ(メンテナンスされているか)は一つの採用基準にもなっています。

革靴サイズの選び方

まずは普段はいているスニーカーサイズから-1㎝~1.5㎝を目安に試してみると良いと思います。

基本的に靴は造りやデザインによってもサイズは違いますし、足入れの好みもあるので、これが正解という線引きは難しいです。

ただ根本的に革靴とスニーカーのサイズ感は全く違います。

著者の革靴販売員時代も20代の若年層の方、特に初めての革靴を選ばれる際は平気で「28㎝出してください」とよく言われましたが、実際にフィッティングをしてみると購入していくのは26㎝前後の事が多数でした。

著者の例

実際著者もNIKEやニューバランスのスニーカー等は25.5~26.5㎝を履いていますが、革靴になると24㎝、物によっては23.5㎝がジャストサイズの事もあります。

革靴サイズの測り方

なぜスニーカーと革靴でこんなにもサイズが違うかと、靴の測り方には大きく分けて2種類あり、

  1. 【革靴】実際の足のかかとからつま先+捨て寸と呼ばれる余白での計測
  2. 【スニーカー】靴全体の大きさ(捨て寸がない)の計測。普通の足のサイズで履いたら足先が靴の先端に当たってしまうので、大きいサイズを選んでいることが多い

さらに甲の高さや幅の広さによっても足を入れた感じは大きく変わってきます。

これがサイズを一概に何㎝と決めきれない要因になっています。

革靴のサイズ計測はほぼ①のパターンなので、スニーカーのサイズ感で試すと全くサイズが合わないことが多いです。

初めて革靴を買う方は、一度靴屋さんでしっかりフィッテングをしてもらった方が今後革靴を買う際の目安にもなると思うのでおすすめです。

靴の製法にもよって多少差はありますが、革靴の場合は少しきつめのサイズ感を選ぶようにすると、革が馴染んできて履きやすくなります。

著者も初めて革靴を買ったときは、AOK〇とかの「まとめてセット」とかだったのでブカブカの靴、しかもローファーでした(笑)

今では考えられませんが、そもそも何を履けばよいなんて知りませんので、初日にそれを履いていき、速攻でダメ出しされました。

新社会人のかたにおすすめの革靴デザインは、新入社員にオススメの革靴のデザインはこれ一択で詳しく解説しています。

革靴のサイズ感はキツメをおすすめする理由

革靴の製法も色々ありますが、ざっくり2つに分けると、

  1. 長く履くと足になじむ製法(グッドイヤーウェルト製法)
  2. 最初から履きやすいが長く履いても履き心地の変わらない製法(マッケイ製法)

に分類されます。

どちらの製法にも共通なのは、革靴はその名の通り表面の素材は「革」である為、長く履いていくと幅のサイズ感は革が伸びてきて自分の足にフィットしてきます。

さらにグッドイヤーウェルト製法の靴を選ぶと中敷きの下にコルクなどの詰め物が入っており、履けば履くほど詰め物が沈んで自分の足型にフィットしてきます。

一方マッケイ製法には詰め物が入っていないので、最初から履きやすいですが長く履いていてもフィット感は出てきません。

革靴を選ぶ時の注意点

少しきつめのサイズとお話ししましたが、あくまで横幅のサイズ感の話であり、縦(つま先方向)のサイズの変化は無いのでご注意ください。

靴の先につま先が当たってしまうのは絶対NGなので、その場合はサイズアップするか違うデザインを選んでください。

また下記のような状態は靴が馴染む前に足が痛くなったり、ダメージを受けてしまいますので購入しない方が良いです。

  • 幅・甲ともにきつ過ぎる
  • くるぶしが履き口に当たっている

店頭で革靴のサイズをフィッティングするとき

革靴を試すときは実際にスーツの時に履く靴下持参をおすすめします。

スニーカーソックスなどカジュアルな靴下は厚手の物も多いので、カジュアルソックスで合わしてしまうと実際のビジネスの時に履いてみるとサイズ感が大きくズレます!

革靴の相場

著者のオススメするグッドイヤーウェルト製法の靴の場合2~4万位が相場となっています。

マッケイ製法は2万前後と比較的安価に買えますが、水が染み込んできやすかったりしますし、長く履き足に馴染むことを考えるとグッドイヤーウェルト製法の靴をオススメします。

1万円以下の革靴はセメント製法といって主にスニーカーなど作り方と一緒なので足には馴染まず、また表皮の素材も革なのかも微妙なのでオススメしません。

初めての革靴サイズの選び方 まとめ

  • TPOに合わせた靴のデザインも重要ですがサイズ選びも重要
  • 普段履いているスニーカーサイズの-1~1.5㎝が目安
  • 横幅や甲は少しきつめを選ぶと革が伸びて良い感じに馴染んでくる

特に普段スニーカー等しか履いていない方は、大きいサイズを選びがちなので、一度店舗などで革靴のプロに話を聞いてみてはいかがでしょうか?

ジャストサイズの革靴を履くと靴内の空気が抜ける「シュポッ」という音が出るので、

ぜひ一度その音を聞いてみて下さい。

この音を覚えると、人が靴を履く際にちょっと気になってくると思います(笑)

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